デニムの織について |
左綾である。デニムも本来ツイル地の一種であるが、インディゴ染料で染められ、なぜか右綾で
織られたことから区別されたとの説もあります。
左綾デニム地 代表ジーンズ Lee 初期ラングラー
右綾デニム地 代表ジーンズ リーバイス
色落ちの印象としては、左綾は縦落ち感がはっきりとでるきれいな色落ち
右綾はムラ感のある、荒っぽい色落ち
色落ち感はあくまで一般論で、細かい仕様により印象はまた変わってきます。
異色の存在ブロークンデニム
1971年にラングラーが開発したとされる綾目を一定間隔で反対方向に並べて織られ、デニムに
綾目が出ない特殊な織り方。これによって、ヴィンテージにみられる綾目に沿って足のラインが
よじれるなんてことがない画期的な技術。
だけど残念。80年代のラングラージーンズによくみられるブロークンデニム。
ヴィンテージ特有の絶妙なムラ感のある色落ちも印象が薄れてしまい、マニアの間では人気の
ないデニムとなってしまいました。