1930'sENGINEER BOOTS |
今日はエンジニアブーツのご紹介です。
~1930'sENGINEER BOOTS~
クッシュマン初のエンジニアブーツ、構想はかなり前からあったそうですが、今回やっと実現に至った1930's PETERSモデルになります。こちらのエンジニアも個人的には楽しみにしておりました。
メインのレザーは2,2mm厚のカウハイド。1940年代ぐらいまでのヴィンテージブーツやレザージャケットにみられる、使い込んでいく内にブラウンに染めた下地のの革がでてくる通称「茶芯」レザー。経年変化が楽しみな仕上げです。
ブーツ全体を見て分かるように全体的にシャープなシルエットではありますが、ナロースタイルな甲周りがこのブーツのカッコ良さを際立たせています。
うっすらと甲のセンターに見えるクリッピングマーク。こちらも1940年代によくみられた、当時の製造工程上、甲を摘む時に付くスジ。もちろん製造上の副産物ではありますがこれによってスッキリ見える効果もあります。もちろん現在の靴作りでは見られません。
ソールはViblam 社の♯705 元になったモデルはレザーソールが貼られていますが、汎用性を考えるとこちらの方が軍配があがります。もちろんソールは修理、交換が可能です。
踵のアップ画像。こちらもシャープに仕上げられているので、フィット感も増します。分かりにくいですが、真ん中にぽちっと一箇所穴が空いているのは、日本でグッドイヤーウェルト製法でアッパーを吊りこむ場合どうしても付いてしまう針穴。逆に紛れも無い日本製である証明。
ベルトストラップの金具は全てブラス製でローラー無のシンプルなタイプ。この後1940's~ローラー付きのバックルが普及していきます。
こちらは色違いのブラウンタイプ。こちらのブラウンカラーを見ても思いますが、1930's当時のドレスブーツからワークブーツに細分化がまだはっきりしていなかった頃の、所謂ドレスワーク感が漂うエンジニアブーツです。
余談ではありますが、最近では10万円オーバーのワークブーツが当たり前になり、それぐらいの値段を出さないと良いブーツは手に入れられないという風潮になっているような気がします。良いものには違いないとは思いますが、やはり値段とつりあわないメーカーの利益優先なモノもあるのも事実。
こちらクッシュマンのエンジニアブーツも決して買いやすい値段ではありませんが、ものづくりに対する誠実さを感じることが出来る良いブーツだと私は思います。
こちらのエンジニアブーツ、サイズごとに順次メーカーから納品されます。各サイズ入荷ごとにAmboyショッピングサイトに追加していきますので宜しくお願いします。
奈良市西城戸町24貝本ビル1階 Amboy(アンボイ)
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