ブーツのソール交換について パート3 |
まずはソール交換前の画像。写真の色合いでみればパッと見痛んでいない、綺麗な状態の純正ソールですが。
踵の部分の減りが目立ちます。元々はハンティング用のワークブーツ。トラクショントレッドソールは、軽量で足音がたちにくい上、抜群の歩行性の反面、街履きのアスファルトでの使用はソールの磨耗が激しいという特性があります。
今回はこちらの純正ソールからビブラム社製、シャークソールに変更。
ここ最近、カスタムソール業界で注目されつつあるシャークソール。当時このソールをリップル社というメーカーが作っていた為、リップルソールとも呼ばれている好き嫌いの分かれる、異形なソールです。
お預かりしてから約一ヶ月・・・
仕上がりがこちら。
違和感なく収まっています。スウェードのアッパーと、タンカラーのソールが見事に馴染んでいますね。
このシャークソール、タンのカラーは良い色なのですが、以外とシューリペアメーカーでは取り扱いが少ない事実。レッドウイング元々のミッドソールやウェルトとの色あわせが難しい上、ビブラムのゴム製のミッドソールとも微妙に色が合わない為、以外と難しい組み合わせなのです。
今回はシャークソールの色とアッパーのウェルトの色になるべく馴染みやすい、レザーのミッドソールをチョイス。良い感じに仕上がってくれました。
しかしこのシャークソール、やっぱかっこいいなあ。
仕上がったばかりのブーツを抱え、颯爽と消えていったコソ泥、Iさん。
ありがとうございました。